「耳を鍛える」方法として、好きな歌手のCDから一曲を選んで、再生してみます。その時のポイントは伴奏のあるものを選曲します。再生した楽曲の伴奏に集中して、どんな楽器が使用されているかを、メモ書きに書き出していきます。クイズのようですが、実際は正解は不明です。

ただ、このような書き出しをすることで、通常、無意識に聞き取っている楽曲が、様々な音源の元に作られていることに気づきがあります。ドラム、ギター、ピアノ、トライアングル、シンセサイザー、などなど、時には、この楽器は何だろうと、全く未知の楽器の音色に遭遇することもあります。

様々な音色を聞き分けることで、ハーモニーとは、様々な楽器の調和であり、それぞれの役目の中で出来上がっているものなのだと感じ取れるはずです。

何度も、何度も、同じ楽曲を聴いてみると、今までは聞き取れなかった音色をみつけることができるかもしれません。