住宅のリフォームを考える上で、例として塗装業界の組織パターンをご説明しておきます。業者は大きくわけて5タイプに分類されます。営業手法から実際の施工まで、スタイルはそれぞれにあると思いますが、ここで一番注目したいのが、施工費がどういう振り分けをしているかで考えてみます。タイプ1が、「工務店」です。工務店で中間マージンをとり、下請け業者で更に中間マージンをとり、最後に実際施工する孫請け業者の費用となります。タイプ2が、「営業専門会社」です。営業専門でまず中間マージンを取り、担当の営業マンの報酬が加わり、最後に実際施工する下請け業者の費用です。タイプ3が、「総合リフォーム店」です。リフォーム会社で中間マージジ、担当の営業マンの報酬で最後に実際施工する下請け職人の給料。タイプ4が、「塗装屋」さんです。自社職人(場合によっては下請け職人)さんの給料。最後にタイプ5が、「塗装職人専門店」です。こちらは、自社職人の給料プラス長期保証となります。以上から、お分かりのように、施工費の大部分が、実際施工する職人さんへ反映されるのは、タイプ5になります。当然、自社の職人ですから、自ずと責任も重く一生懸命対応してくれるでしょう。